結婚式の披露宴でお馴染み、新郎新婦のなれそめで2人の知り合ったきっかけを親戚や職場の同僚などに司会者が紹介するのだが、それを鵜呑みにしてはいけない。
世間体を考慮し隠すケースがある
昨今、ネットや合コンなど出会いの機会が広がったぶん直接のきっかけを伝えることがよろしくないケースが多い。
たとえば、出会系サイトで知り合った場合、交際時点で周囲にそのまま話すのははばかれるという人も少なくないだろう。
これが結婚式となればなおさら隠しておきたいのが本音だ。
司会者がオブラートに言い換えてくれる
最近の披露宴では、新郎新婦のなれそめに事情がある際、司会者がオブラートに包んだ言い換えが施される。
たとえばだが、フェイスブック・インスタグラム・ツイッターなどのSNSや出会系サイトで知り合ったなら「共通の趣味を通じて」となる。
合コンがきっかけなら「知人に誘われて行ったお食事会」もしくは「知人の紹介」となる。
出会いがナンパなら「運命の出会い」「新郎が新婦に一目惚れして思わず声をかけたのがきっかけで」となり、婚活パーティー・街コン・相席屋なら「イベントを通じて」「異業種交流で」と言い換えてくれるのだ。
出会い方が多彩とはいえ偏見はまだある
学生の頃の知り合いや職場の同僚と結婚する人が大半だったのは昔の時代で、昨今は出会い方が多彩になりスマホ一つあれば気軽に出会える時代でもある。
しかし、出会い系に偏見を抱く人が多いのもまた事実で、柔らかく言い換えたら印象も変わるわけだが、逆に言えば、なれそめにこういったフレーズが使われたら新郎新婦に知られたくない出会の事情がある可能性が出てくる。
今後、披露宴に参加する際に着目してみるとおもしろいだろう。